フォアグラ、トリュフに続く世界三大珍味のキャビア。キャビアの産地がカスピ海・黒海産であるように、トルコで魚の腹子を意味する「Khaviar(カバービア)」が語源の言葉です。
カバービアがイタリア、フランスのヨーロッパを経て日本でキャビアと呼ばれるようになりました。ロシアでキャビアの代わりに食べられていたイクラは、ロシアの「ikra(魚の卵」が由来。日本ではお寿司のネタになるイクラは、ロシアで赤いイクラ、キャビアは黒いイクラと言われています。
技術(テクニック)の語源とつながる「アート(art)」は、技術・才能を意味するラテン語の「ars(アルス)」が語源に。意味深い外来語では、スポーツや学習の場で使われる「コーチ」は、ハンガリーの「KOCS」という町名が由来になっています。
その町が馬車をはじめてつくったことから次第に馬車を意味する言葉がコーチになり、スポーツなどの技術を連れてくる(運ばせる)もの(指導者)という意味に転じていったとされています。
日本で通じる英語を使うことなしにコミュニケーションは成立しなくなっている現代。そして世界共通語の英語から和製英語まで、ただ一つの英語でも、使う土地によって、使う人、時代によって、形を変えて使われるのは、日本語と同じもののようです。どこに行っても、何を見ても、すぐに見つかる日本の中の英語。英語は難しいという方もその由来をひも解けば、英語がおもしろくなってくるかも。
日本で使われるフランス語には、シュークリームなどの食べ物や、料理用語、芸術の分野の言葉に多く見られ、芸術の集う国らしさが言葉からもうかがえます。日本語として使われる以前にフランス語から英語と変化するものもあり、由来となるフランス語では意味が通じなかったりすることも。親しみやすい英語があふれる中で、フランス語の語感や意味づけは、新鮮な印象を与えてくれます。
ギリシャ神話にパルテノン神殿、神秘的な雰囲気で人を魅了するギリシャは、一度は行ってみたい旅先として、憧れる人も多いのではないでしょうか。日本で知られるギリシャ語は、ある種特殊な言葉も見られる中で、古代ギリシャの竪琴・「キタラー」がギターに、守るという意味の「メデイン」がメデューサになったりと、ギリシャ神話に登場する人、物が語源になっているものもあります。
江戸時代の鎖国中、唯一貿易を行っていた長崎。ポルトガル語が由来の日本語は、南蛮貿易から入ってきた南蛮文化のひとつとして広がったものとされています。その種類は食、遊び、生活用品と幅広く、たとえば外国人も食べる日本食の「天ぷら」や、大阪寿司の「バッテラ」、屋台ラーメンでおなじみの「チャルメラ」も、ポルトガル語が語源というほど。いかに南蛮の影響を大きく受けてきたのかがわかります。