季節の移り変わりがあるだけじゃなく、台風、地震の多い日本。自然災害はどの国にもあることですが、海外で通じる日本語の中には「津波(tsunami)」があります。
津波が世界共通語と成ったのは最近の事で、スマトラ沖地震のニュースで表記されたのがはじまり。
それまでは「tidal wave(潮汐による波)」などと表されていましたが、津波は潮の影響によるものではなく、地震で地殻変動が起こる際に発生するものなので、「港にやって来る波」の意味を持つ津波がもっとも当てはまる語として採用するに至りました。
ちなみに表記はtsunamiでもイタリアでは「ツナーミ」、「ツ」の発音をあまりしないブラジルでは「チスナーミ」と発音されています。
また気候のことをいう言葉とは離れますが、「神風(kamikaze)」は絶体絶命!というときに神様が危険から救い出してくれるという意味の言葉。「神風特攻隊」のもとの意味となっています。
諸外国で食べられている日本食。「スシ」「ミソスープ」「トーフ」などが人々に受け入れられたのは、なぜなのでしょう?「おいしい」ことはもちろんですが、食に関する日本語の中で、外国でも伝わる言葉の背景には歴史や経済とさまざまな要素がつながり合って、定着しているものといえます。普段食べている和食も、ちょっと贅沢感のあるものにもある、日本食の魅力が外国を通して見えてきます。
音楽、スポーツ、洋食など日本に輸入された外国文化。また逆に日本から外国へ渡った日本文化もあります。外国人を魅了するのは、神社仏閣や着物などの歴史文化もありますが、今の日本に広がる大衆文化が海外でも見られるようになってきました。海外にも通じる日本文化とは、今の日本を象徴するもののひとつ。その文化の形を言葉から観察することができます。
海外へ輸出される自動車、マンガ、食などによって、日本の優れた産物や文化が外国でもてはやされることは、日本に親近感を持ってもらうとともに、経済効果を促すことでもあります。また外国で働く日本人や、日本で働く外国人が増加する中で、日本人、日本の労動に対する常識がわかる言葉も見られます。日本の豊かさを表す経済は、外国から見るとどのような姿に映っているのでしょう。
日本における学問は和歌をはじめ、古くから貴族のたしなみのひとつでした。和歌はもちろん、物語、随筆など、今なお受け継がれるものであり、また海外からも評価を受けています。日本の学校で英語やフランス語を学ぶように、外国にも日本語を学んでいるのはご存知の通り。学問は世界を広げ、自分を豊かにするもの。外国に通用する日本生まれの学問をご紹介します。
ちょんまげ頭着物姿。かつて日本や日本人を見たこともない外国人が抱く日本人のイメージは、このようなものでした。お城やお寺、町家など、日本に残る独自の歴史や伝統に一目触れようと、日本人はもちろん、外国人も歴史ある街を訪れますが、そのきっかけは、その魅力はどこにあるのでしょう。外国人の知る日本の言葉から歴史をひも解いてみましょう。